どうも、いおり(@iori22)です。
数々のWi-Fiルーター製品を販売しているTP-Linkから発売されているWi-Fi 6E対応のルーターTP-Link Archer AXE5400を紹介していきます。
お手持ちのデバイスがWi-Fi 6E対応なら非常に高速な通信が可能なります。加えて2.5Gbps対応のLANポートも備えているので、自宅のネット環境によっては最大限に力を発揮してくれること間違いなしです。
こちらの製品はメーカー様より製品提供を頂いております。
記事内容に対しての指示は受けずに、実際に使用した率直な感想を記載しております。

TP-Link Archer AXE5400の特徴
仕様とスペック
まずはTP-Link Archer AXE5400のスペックの紹介をしていきます。
- WiFi 6E:新しい6GHzバンドが利用可能となったことで、より広い帯域幅・高速接続・低遅延を実現。
- トライバンド:合計で最大5.4Gbps(2402Mbps + 2402Mbps + 574Mbps)の速度を提供し、快適な通信環境をサポート。
- マルチギガ対応:2.5Gbps WAN/LAN×1&1Gbps WAN/LANポート×1&ギガビットLANポート×3を搭載し、お家の環境やニーズ合わせて柔軟に活用できます。
- スッキリ省スペース:縦置きと壁掛けに対応しているので、環境に合わせて柔軟に設置できます。
- VPNクライアント機能:ホームネットワーク内のデバイスが、VPNソフトウェアなしでVPN接続できるようになります。
- TP-Link HomeShield:セキュリティサービスが標準搭載されており、最新のサイバー脅威から守ります。
- EasyMesh互換:EasyMeshデバイスと組み合わせることで、お家全体をシームレスにカバーできます。
- 高い互換性:WiFi 6Eだけでなく全WiFi世代と互換性があります。
- IPv6 IPoE(IPv4 over IPv6)対応:v6プラス・OCNバーチャルコネクト・DS-Liteに対応しており、回線の混雑を回避した高速通信が可能になります。
家庭で使用する上では不足のない機能性ですね。
規格 | IEEE 802.11ax(6GHz) IEEE 802.11ax/ac/n/a(5GH) IEEE 802.11ax/n/b/g(2.4GHz) |
Wi-Fi速度 | 6GHz:2402Mbps(802.11ax) 5GHz:2402Mbps(802.11ax) 2.4GHz:574Mbps(802.11ax) |
Wi-Fi範囲 | 高性能アンテナ×4 複数のアンテナが信号を増幅させより多くの方向と広いエリアをカバーします ビームフォーミング クライアントに無線信号を集中させWi-Fi範囲を拡大します 高性能FEM 送信パワーを改善し信号範囲を強化します |
Wi-Fi性能 | トライバンド 最適なパフォーマンスを得るためにデバイスを異なる帯域へ割り当てます OFDMA 複数のWi-Fi 6対応クライアントと同時に通信します エアタイムフェアネス 帯域の過度な占有を制限することによりネットワーク効率を向上させます DFS 電波干渉の少ないDFS帯を利用できます 6ストリーム デバイスをより多くの帯域幅に接続させます |
有線ポート | 2.5Gbps WAN/LANポート×1 ギガビットWAN/LANポート×1 ギガビットLANポート×3 |
寸法 | 189 × 59 × 200 mm |
パッケージ内容 | Archer AXE5400本体 電源アダプター LANケーブル かんたん設定ガイド |
Wi-Fi 6Eとは?
そもそもWi-Fi 6Eとは何なのでしょうか?Wi-Fi 6の拡張版(Extended)とのことです。
今まで使っていたWi-Fiは2.4GHzと5GHzの周波数帯を使用していました。Wi-Fi 6Eは6GHzの周波数帯を使用する形式。
TP-LinkのWEBサイト上に分かりやすい説明がありましたので紹介します。
これまでのWiFi通信では、通信速度の遅い車(WiFi 5やWiFi 4)と一緒に、限られた車線を走行していたイメージです。WiFi 6の高速通信も、遅い車と車線が被ってしまうと、そのポテンシャルを活かすことが難しい状況でした。しかしWiFi 6Eで解禁された6GHz帯は、高速通信のWiFi 6E専用の車線。しかもこれまでの2倍の車線(チャンネル数)が確保できるため、混雑なく高速通信を行えます。
TP-Link公式サイトより
パッケージ内容と外観
さっそくパッケージを開封して中身を見ていきましょう。

開封してすぐに使い始められるようなセット内容になています。本体・スタンド・電源ケーブル・LANケーブル・取扱説明書等がセットになっています。

ブラックの本体にロゴはゴールド。Wi-Fi 6Eの表記が頼もしいですね。巨大なサイズではないので、インテリアへの収まりも良さそう。

各種LEDライト部分はこんな感じ。暗闇だとかなり明るいですが、設定からOFFにすることも可能。寝室などで使用する場合も安心ですね。

背面の端子類。1Gbpsと2.5Gbpsの2種類が用意されているので、自宅のネット環境に合わせた使い方が可能。LAN端子は全部で3つあるので、一般的な使い方なら足りないということはないでしょう。
他にはLEDライト/Wi-Fiスイッチ、リセットボタン、電源端子、電源ボタンになっています。ちなみにLEDライト/Wi-Fiスイッチは1秒長押しでLEDのオン/オフ、3秒長押しでWi-Fiのオン/オフが切り替えられます。
TP-Link Archer AXE5400の設定
TP-Link製のWi-Fiルーターの一番の強みだと感じる設定の簡単さ。今回もアプリの指示に従っていけば誰でも簡単に使い始めることができます。
アプリの指示通りに進めて設定完了する問この画面になります。

TP-Link Archer AXE5400の特徴でもあるWi-Fi 6Eへの対応。しかし、2024年2月時点では対応製品がまだまだ多くないのが現実。
実際に通信速度を測定してみました。速度的には申し分のない速さですね。


僕は新しく6畳の部屋をもらって書斎作りを進めているのですが、TP-Link Archer AXE5400からCalDigit TS3 Plusに有線接続してMacBook Proを使用しています。無線と速度的な差は微々たるものですが、安定性という点では有線の方に軍配が上がりそう。
対応デバイスの拡大で真価を発揮する
ここまでTP-Link Archer AXE5400のレビューをしてきました。設定や管理の簡単さはさすがTP-Linkといった感じ。一方で繋げる側がWi-Fi 6Eに対応していないと真価が発揮できない点は気になるところ。アップル製品の対応状況を調べてみるとこんな感じ。
- iMac (24-inch, 2023)
- MacBook Pro (14-inch, Nov 2023) or MacBook Pro (16-inch, Nov 2023)
- MacBook Pro (14-inch, 2023) or MacBook Pro (16-inch, 2023)
- Mac mini (2023)
- Mac Studio (2023)
- Mac Pro (2023)
- iPhone 15 Pro or iPhone 15 Pro Max
- iPad Pro 11-inch (4th generation) or iPad Pro 12.9 inch (6th generation)
僕の手持ちの端末だとiPhone 15 Pro Maxのみ対応していますね。これから発売される製品では対応するものも増えてくると思いますので、今Wi-Fiルーターを買い換えるなら先を見据えてWi-Fi 6E対応製品を購入するのはアリな気がします。